三井物産のCopilot全社展開と高稼働
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出典: https://www.microsoft.com/ja-jp/customers/story/26115-mitsui-and-co-microsoft-365-copilot
三井物産は、Teams、Outlook、PowerPoint、Wordの延長で使えるMicrosoft 365 Copilotを導入した。利用場面が分からないという課題に対し、キー ユーザー育成と個別相談会を行い、2025年6月時点で約5,000人が利用、MAU96〜100%を維持した。
背景
三井物産は、事業現場のオペレーション知見とAI・IoTなどのデジタル技術を組み合わせる「OT × Digital Power」をDXのコンセプトに置く。現場のマインドと行動を変え、新しい価値を生む施策として生成AIを重視した。将来の特化型AI導入に向け、全従業員が日常業務で生成AIに触れ、活用の基礎力を鍛える企業文化づくりに着手した。
要望・目的
生成AIの利用自体ではなく、生産性向上によって生まれた時間をグローバル連結事業会社の企業価値向上へ変えることを目標とした。従業員能力の最大化、人材の有効活用、営業力強化、新規ビジネスモデルの創造を通じ、トップラインや利益率の向上につなげる考えを示した。AI活用に要する費用は先行投資と位置付け、ユーザー部門には利用によるリターンを求めた。
実装・実施内容
2023年9月、EAPで300ユーザーの先行検証を開始し、利用者が自身で作業したいと考えること、価値のある利用場面が分からないことを課題として把握した。2024年7月には1,400ユーザーの拡大トライアルを行い、目的を明確にした3人以上のチームをキー ユーザーとして募集し、報告を求めた。アクセス権設定とデータ棚卸、DPIA、ガイドライン、社員教育を進め、学習コンテンツ、セミナー、個別相談会で支援した。
AIサービス・システム
Microsoft 365 Copilotを、既に導入済みのMicrosoft 365と親和性の高いAIアシスタントとして採用した。Teams、Outlook、PowerPoint、Wordなど、普段使うツールの延長で生成AIを利用する。通信は暗号化され、入力テキストと取得した組織情報はAIの学習に利用されない仕組みとされた。
結果・効果
2024年12月、セキュリティeラーニングを受講し、ガイドラインなどの同意書に署名した従業員へライセンスを付与して、派遣スタッフを含む全社へ展開した。2025年6月時点で約5,000ユーザーが利用し、MAUは96〜100%を維持した。活用事例は数百に及ぶ。2025年4月にはリーガルチェックを終えた米国とタイにも展開を開始した。時間短縮以外の価値創造効果の測定方法は検討中。