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キリンのMicrosoft 365 Copilot全社展開

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キリンのMicrosoft 365 Copilot全社展開AI活用事例の構造図戦略に基づく体制共通基盤として導入関心喚起で対応展開を推進活用を後押し業務で利用利用規模の拡大浸透の指標次フェーズへ背景DigitalVision 2035要望全社共通基盤としての定着課題導入直後の関心不足人の役割AI推進委員会と推進体制AI処理Microsoft365 Copilot人の役割Budicleとセミナー施策利用日常業務とエージェント活用成果半年で6000名超・利用率8割以上結論CopilotStudioとAgentic AI

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AI活用の概要

キリングループはMicrosoft 365 Copilotを全社員の共通基盤として定着させることを狙いに導入を進め、画像生成・スライド作成・メール下書きや、Teamsのファシリテート機能、問い合わせ対応をエージェントに任せる部門の取り組みなどに用いている。セミナーと約500名のBudicleによるボトムアップ施策で浸透を図り、導入約半年でユーザー6,000名超・利用率8割以上に達した。次にCopilot Studio導入とAgentic AIによる業務プロセス変革を見据えている。

背景

キリングループは食品・医薬・ヘルスサイエンスを事業領域とするグローバル企業グループである。KIRIN Digital Vision 2035を策定し、デジタルによる業務変革を進めている。AI活用を大きなテーマとし、2035年までに人がやらなくてよい仕事をゼロにすることを目標に掲げる。国内従業員だけでも1万5,000名を超える規模で、各グループ企業が同じ指標を持って足並みを揃えるためにAI推進委員会を設置している。2024年からMicrosoft 365 Copilotの検証を進め、Microsoft製品との親和性を高く評価した。

要望・目的

任せられる仕事をAIに任せ、従業員が顧客や社会と共有できる価値創造に挑戦できる環境を実現することが目指されている。AIを商品開発や創薬に展開し、顧客ニーズの変化を捉えて商品・サービスを提供し続けるサイクルの構築も視野にある。Microsoft 365 Copilotを一部先進部署に留めず全社員の共通基盤として定着させることが、キリンホールディングス全社導入の狙いである。2025年はAIエージェント元年と位置づけ、将来的にはAgentic AIによる業務プロセス変革を構想している。

実装・実施内容

2025年6月にキリンホールディングスへの全社導入を決めた。グループ各社のCIO・CDO等が参画するAI推進委員会で方針を確認し、キリンホールディングスとキリンビジネスシステムが生産性向上プロジェクトとして普及を担う。各社にCIO・CDOやAI推進担当者を配置。オンラインセミナーは参加制限を設けず、初心者向けや1機能に絞った30分単位の短時間プログラムを多数用意し、12月開催では4,000名が参加した。部門横断の有志エバンジェリスト「Budicle」は約500名が自発的にミニ研修や事例紹介を行う。利用率の高いユーザー向けに日本マイクロソフト本社での研修も実施した。

AIサービス・システム

中心製品はMicrosoft 365 Copilotである。画像生成、スライド作成、メールの下書き、コーチングなど、身の回りの業務で利用が進む。Microsoft Teamsのファシリテート機能、ノートブック機能での意見の壁打ち、決済申告書作成エージェントの自作・共有など、AIエージェントの利用も広がっている。RAGを比較的容易に扱えるため、問い合わせ対応をエージェントに任せる部門も出ている。今後はCopilot Studioの導入と、Power Platformによる市民開発との組み合わせが予定されている。

結果・効果

導入開始から約半年でMicrosoft 365 Copilotユーザーは6,000名を超え、利用率は8割以上を維持している。ユースケースは増え、日常的な業務効率化が活発に行われている。AIエージェントによる業務プロセス改善に取り組む従業員や部門も増えている。任意参加の社内セミナーに4,000名が集まるなど、活用の裾野の広がりが確認されている。次フェーズとしてCopilot Studio導入とAgentic AIを見据えた施策が展開している。