ConnectAIで総労働時間3.4%削減
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国内全社員約1万1800人が自社開発のAIアシスタント「ConnectAI」を使い、議事録作成やコード生成、ログ分析、提案書・設計書作成などを支援している。2025年度の削減効果は78.8万時間で総労働時間の3.4%に相当する。今後はSFAやERPの業務データと連携し、2030年に総労働時間の10%削減を目指す。
背景
パナソニック コネクトグループでは、国内全社員約1万1800人が自社開発のAIアシスタント「ConnectAI」を利用する体制が整っている。2024年からはRAGを用い、文書や図面、仕様書などの非構造化データを生成AIに参照させる形で社内活用を進めてきた。2025年度の活用データを分析した結果、総労働時間の3.4%にあたる78.8万時間の削減効果が確認されている。
要望・目的
社内文書の検索や文書生成にとどまらず、経理や営業などの業務データと連携して業務処理を依頼できる形態への進化を進めている。SFAやERPなどの業務システムの構造化データを活用し、AIがより適切な回答や判断を行える環境を整える方針である。2030年には総労働時間の10%をAIで削減することを目指している。
実装・実施内容
2024年からRAGによる非構造化データの参照を実装してきた。個人業務に特化した利用として、議事録の作成、コード生成、ログ分析、提案書作成支援、設計書・仕様書作成などが広がった。2026年度には、同社のデザインテンプレートに沿ったプレゼンテーション資料を生成する機能を追加した。2026年度からはSFAやERPなどの構造化データを活用する環境整備に進む。
AIサービス・システム
中心となるのは自社開発のAIアシスタント「ConnectAI」である。文書や図面、仕様書などの非構造化データをRAGで参照し、議事録作成、コード生成、ログ分析、提案書作成支援、設計書・仕様書作成、デザインテンプレート準拠のプレゼンテーション資料生成などを担う。今後は経理や営業などの業務データと連携し、業務処理の依頼を受けられるAIエージェントとしての利用を想定している。
結果・効果
2025年度の削減時間は78.8万時間で、2024年度比2倍、年間総労働時間の3.4%に相当する。利用回数は361万回(同1.6倍)、1回あたりの削減時間は33分(同1.2倍)、月間ユニークユーザー率は61%(同12ポイント増)だった。労働時間削減の要因として、利用回数の増加と個人業務特化利用の拡大が挙げられている。2030年の10%削減は目標として示されている。