TISI、AIエージェントでコンサル工数最大7割減
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TISIとアットストリームコンサルティングは、システム企画工程向けに経験者のノウハウを学習した生成AIのAIエージェントを開発した。ヒアリング要約や課題分析、業務フロー作成など6種の資料の下書きを作成させ、2025年度の複数実案件で工数を従来比3~7割削減し、品質のばらつきも抑制した。
背景
コンサルティング業務では、クライアント企業のニーズの高度化・多様化を受け、短期間で高品質なアウトプットを提供する必要があった。一方で、従来のシステム企画構想やコンサルティング工程では、論点整理・課題抽出・業務フロー作成などの主要アウトプットの品質が担当者の経験やスキルに依存しがちで、作業の属人化と品質のばらつきが課題となっていた。
要望・目的
TISIとアットストリームコンサルティングは、生成AIによってコンサルティング業務を効率化する取り組みを始めた。システム企画工程の資料作成を支援し、短期間でも一定の品質で成果物を揃えられるようにすることが狙いである。
実装・実施内容
両社はシステム企画工程の資料作成を支援するAIエージェントを開発し、2025年度に実施した複数の実案件に適用した。対象は、(1)ヒアリング内容の要約、(2)業務・システム課題の分析、(3)課題・要望整理、(4)As-Is/To-Be業務整理、(5)業務フロー作成、(6)システム要求事項整理の6種類の資料である。2026年7月28日、生産性向上の効果を確認したと発表した。
AIサービス・システム
中心となるのは、経験者のノウハウを学習した生成AIによるAIエージェントである。上記6種類の資料について下書きを作成する。業務機能一覧から業務フローを作成するイメージも示されている。商用の特定製品名は示されておらず、両社が開発したシステム企画資料作成支援の仕組みとして位置づけられる。
結果・効果
論点整理や業務フロー作成などの工数を従来比で3~7割削減できた。アウトプット品質も標準化し、担当者依存によるばらつきを抑制した。資料フォーマットの標準化により論点・前提・結論を整理しやすくなり、関係者の認識統一と合意形成までのリードタイム短縮に寄与した。後続工程で判断が必要な論点や課題を前工程から可視化し、重要な論点の検討時間確保と意思決定の質向上にもつなげている。今後はシステム領域以外のコンサルティングにも適用を広げ、業務横断で使えるサービスの構築を進める。