店番長AI指示アシスタントによる本部指示作成支援
元記事公開日: 2024年3月12日
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000003883.html
店番長のAI指示アシスタントは、本部担当者の簡単な要点、支援で培った知見、アプリ設定情報をシステムプロンプトとしてGPT-4 Turboに入力し、店舗向け業務指示案を生成する。もち吉ではAIが3〜4割まで推敲し、ゼロから30分かかっていた指示作成が5分で済むようになった。
背景
チェーンストアでは、本部から店舗へ業務指示が配信される。店番長の利用企業平均では週40通、年間約2,000通であり、売り場面積の広い業態では年間10,000通以上に及ぶ。指示を店舗へ任せきりにすると、商品提供時期やポスター掲示の誤りなど、認識のずれによるミスや対応漏れが起こり得る。指示内容の質は作成者個人の文章作成能力に依存し、標準化できていない企業もある。
要望・目的
本部が店舗と連携して、業務指示のミスや対応漏れを防ぎ、実行力を高めることが課題となっている。リンコムは、生成AIで業務指示を作成するAI指示アシスタントを開発した。本部担当者の指示作成にかかる手間と時間を減らし、指示内容の質を高めること、部署間の標準化、研修、マニュアル作成にかかる工数を減らすことを目的としている。
実装・実施内容
AI指示アシスタントは2023年12月にプレビュー公開を開始し、2024年2月に機能を更新した。プレビュー利用者のフィードバックをもとにプロンプトを改良し、本部や店舗の呼称のカスタマイズ、企業全体で定めた短いプロンプトの追加に対応した。2024年3月に正式公開を案内し、GPT-4 Turboの公式版公開を前提として、2024年6月頃の正式公開予定も示された。もち吉では店舗管理課と中京地区担当の3人が利用している。
AIサービス・システム
店番長のAI指示アシスタントは、業務指示の要点となる簡単な言葉を本部担当者が入力すると、リンコムの顧客支援で培った知見と、店番長アプリに設定済みの情報をシステムプロンプトとして組み合わせる。OpenAIの生成AIであるGPT-4 Turboがその入力を処理し、店舗向けのおすすめ業務指示を数十秒で生成する。入力例の「バレンタインシーズン」「売場写真」「チョコ関連」から、写真提出の依頼、期限、撮影・回答方法を含む指示を生成できる。
結果・効果
もち吉は2024年1月から店番長を導入し、15店舗で利用している。店舗の実行状況をリアルタイムに確認でき、訪問の効率は以前の10倍スムーズになり、対象全店舗で業務指示の実行率100%を達成した。AI指示アシスタントでは、キーワード入力から同程度の文章を生成でき、AIが3〜4割まで推敲する。ゼロから考えると30分かかっていた業務指示の作成が5分で済むようになった。