AIgram
← 一覧へ

北國銀行、Microsoft Fabricで運用負担をほぼゼロに

元記事公開日: -

北國銀行、Microsoft Fabricで運用負担をほぼゼロにAI活用事例の構造図刷新解決対応連携移行軽減保護背景複数ツールの利用課題提供遅延と運用負担制約高度なデータ保護AI処理Microsoft Fabricその他Microsoft Sentinel利用本番運用開始成果運用負担ほぼゼロ成果分析対象を拡大https://www.microsoft.com/ja-jp/customers/story/26013-the-hokkoku-bank-microsoft-fabric

出典: https://www.microsoft.com/ja-jp/customers/story/26013-the-hokkoku-bank-microsoft-fabric

AI活用の概要

北國銀行/CCIグループは、収集・整理・加工・活用を一貫して行えるMicrosoft Fabricを採用し、AutoMLを含むAI機能の利用者拡大を進めている。2025年9月に本番運用を開始し、SaaS化でインフラ運用の負担はほぼゼロとなった。データパイプライン構築工数は従来比40〜60%削減を見込む。

背景

北國銀行はMicrosoft Azureを活用したシステム内製化を進め、2022年秋からAzure Synapse Analyticsを中心とするデータ活用基盤を運用していた。DXの進展で増えるデジタルデータを活用し、データドリブン経営を進めるには、その受け皿となる基盤が必要だった。利用拡大後は、収集・整理・加工・分析に複数ツールを使う構成が課題になった。

要望・目的

次世代のデータ活用基盤では、データの収集・加工・可視化を一貫させ、業務部門がセルフサービスでデータを扱える状態を目指した。データ提供までのリードタイムとインフラ運用負荷を抑え、将来の業務拡張やAI活用にも対応することが求められた。金融機関として高度なデータ保護を満たす必要もあった。

実装・実施内容

運用開始直後から次世代基盤の情報収集を始め、Microsoft Fabricの一般提供後、マイクロソフトへ支援を依頼して2024年1月にPoCを開始した。2024年9月までに現行課題の解決、All in Oneによる保守性、AutoMLの活用可能性を検証し、十分な効果を確認した。並行して要件定義を進め、2024年10月に構築を開始。2025年6月に旧システムから移行・運用整備を行い、同年9月に本番運用を始めた。

AIサービス・システム

Microsoft Fabricは、データの収集・整理・加工・活用を一貫して行う統合SaaSであり、自動機械学習機能AutoMLを備える。物理的なデータコピーを行わず複数データソースを統合するショートカット機能と、GUIでデータ連携ロジックを組み立てる機能を利用した。Microsoft Sentinelも組み合わせ、セキュリティ状況の可視化、インシデント対応、監査の迅速化を行えるようにした。

結果・効果

Microsoft FabricのSaaS化により、インフラ運用の負担はほぼゼロになった。データ収集・加工・活用が一気に流れる構成となり、業務部門へデータ提供作業の多くを移管し、責任分界点を明確にした。データパイプライン構築工数は従来比40〜60%削減を見込む。Microsoft Sentinelとの組み合わせにより、財務諸表や統合事業計画を含むデータも分析可能になった。