「ジーエン図面」で図面のAI読取と検索を実現
元記事公開日: 2026年7月30日
ジーエン図面は、図面アップロード時に独自AIが図番・部品名・材質などを自動読取し、OCRデータ化と分類・タグ付けを行う。全文検索と形状などに基づく類似検索で過去図面を呼び出し、関連書類や基幹データと一元管理する。自動車部品メーカーや工作機械メーカーなどで導入が進み、SB C&Sとの提携で販路拡大を図る。
背景
製造業では、設計、購買、製造、営業、品質管理などの各部門が図面や関連書類を扱う。一方で、管理方法が部門や担当者ごとに分断されているケースがある。その結果、類似図面や過去の見積書が見つからない、担当者が不在になると見積対応が止まる、最新の図面や指示書が共有されずミスにつながる、といった問題が生じている。
要望・目的
ジーエン図面は、図面管理における属人化の解消と業務効率化を目指すシステムとして位置づけられている。営業製作所は、SB C&Sが持つ全国規模の法人向け販売ネットワークを活用し、同製品の販路拡大と導入企業数の増加を図る。販売だけでなく、導入後の運用まで支援する体制を構築し、導入拡大につなげる方針である。
実装・実施内容
営業製作所は2026年7月21日、図面管理システム「ジーエン図面」についてSB C&Sとディストリビューター契約を締結したと発表した。SB C&Sの販売基盤と、営業製作所の製造業専門コンサルタントによる導入・定着支援を組み合わせる。製品の販売に加え、導入後の運用まで支援する体制を整える。
AIサービス・システム
ジーエン図面は、書類や図面の取り込み、OCRによるデータ化、独自AIによる整理・検索機能を統合した図面管理システムである。図面をアップロードすると、AIが図番、部品名、材質、加工条件、担当者などの情報を自動で読み取る。手書き文字にも対応し、受信メール添付書類の取り込みから分類・命名・保存までを一括処理できる。スキャナーやPCフォルダからの複数投入時は、ページ分割や分類、タグ付けも自動化する。属性情報やOCR文字列の全文検索に加え、図面の形状・寸法・材質などに基づく類似検索で、図番が異なる同一形状部品や縮尺の異なる類似図面も抽出できる。見積書や仕様書、作業指示書、検査成績書などの関連書類や、生産・購買・品質・原価などの基幹システムデータを図面にひも付けて一元管理し、PDF、Excel、CADなど形式の異なるファイルも関連付けられる。