かんぽ生命、IBM Bobで工数50%削減を目指す
元記事公開日: -
出典: https://it.impress.co.jp/articles/-/29794
かんぽ生命保険は、「かんぽスペック駆動開発標準」の下で、IBM BobとALSEAを活用するAI駆動開発を進める。ALSEAはテンプレートとガイドを参照して設計書などを自動生成し、実プロジェクトで得た成果と知見を標準へ反映する。開発工数は従来比50%削減を目標とする。
背景
かんぽ生命保険では、システム開発現場で培われた経験や専門知識が品質を支えてきた。ベテラン社員の経験に依存していた知識や判断のポイントを、担当者が変わっても活用できる形にするため、開発に関するルール、ノウハウ、品質を支える知識と経験を整理する取り組みを始めた。
要望・目的
社会の変化に迅速に追従しながら、安定した品質でサービスを提供し続けられる開発環境を整える。担当者が共通ルールに基づいて開発を進められるようにし、顧客ニーズの変化や法令改正に伴うシステム改修を迅速化する。開発工数は従来比50%削減を目標とする。
実装・実施内容
AIを活用した開発のルールと進め方をまとめた独自の開発標準「かんぽスペック駆動開発標準」を整備する。標準には、AIへの指示方法、成果物の作成方法、品質の確認方法、人とAIの役割分担を体系化する。実際の開発プロジェクトを通じてAIを前提とした進め方を確立し、得られた成果や新たな知見を標準へ継続的に反映する。
AIサービス・システム
ソフトウェア開発向けAIエージェント「IBM Bob」と、AI駆動開発ツール「AI Lifecycle Shared Engineering Artifacts(ALSEA)」を利用する。ALSEAは、システム開発の各工程で作成する設計書などの成果物をAIで自動生成する。成果物のテンプレートと作成ガイドは、IBM BobなどのAIが参照するマークダウン形式のドキュメントとして提供される。