サイバーエージェントの生成AI定着と課題可視化
元記事公開日: 2026年8月3日
出典: https://kn.itmedia.co.jp/kn/articles/2608/03/news032.html
サイバーエージェントは、従業員が日々の業務の不便を起点に生成AIでの解決策を考えるコンテストを開き、現場の業務課題を可視化した。事業部対抗AI番付では、経営インパクトとAI活用の推進・文化づくりで活用水準を評価し、事業価値の向上に向けた業務設計と組織づくりを促している。
背景
サイバーエージェントは2016年ごろから、主に広告事業でAI活用を進めていた。2022年のChatGPT登場を契機に、特定業務中心の取り組みから、全社・全グループの業務へ生成AIを広げる方針へ転換した。生成AIを導入しても従業員に利用されなければ成果には結び付かないため、組織全体に活用の土壌をつくる必要があった。
要望・目的
従業員が生成AI活用を自分ごととして捉え、自発的にAIへ関わる状態を目指した。第1回コンテストでは、日々の業務で面倒なことや、効率化によって創造的な仕事へ時間を充てられることを出発点に、生成AIによる解決を自由に考えるよう求めた。事業部門の責任者には、AIによって自部門の事業価値が高まっているかを見つめ、業務設計と組織づくりを考えることを求めた。
実装・実施内容
2023年に「生成AI徹底活用コンテスト」を初開催し、総額1000万円の賞金を用意した。実現性を条件にせず、エンジニアや専門人材以外も参加できる設計とした。2025年の第2回では、生成AIでの課題解決の設計、実現性、事業価値を評価対象に加えた。2025年10月には「事業部対抗AI番付」を発表し、2026年4月に初回の番付を公表した。以後は半期に一度の実施を予定している。