Azure OpenAI
あじゅーるおーぷんえーあい / Azure OpenAI サービス / AOAI
製品・サービスAzure OpenAIは、Microsoftのクラウド上でOpenAIの大規模言語モデルなどを利用できるサービスです。企業が自社の環境やセキュリティ方針に合わせて、生成AIを業務に組み込むための基盤として使われます。
社内データを扱う生成AIでは、情報の扱い方や利用範囲を管理できることが重視されます。Azure OpenAIは、クラウド上のサービスとしてモデルを呼び出せるため、アプリや社内システムから接続してチャット、要約、検索拡張生成などの用途に使われます。データをモデルの再学習に使わない設定を選ぶケースもあり、機密情報を扱う業務でも検討されやすいです。Microsoftのほかのセキュリティ製品と組み合わせて、入力の制御や異常検知まで含めて設計することもよくあります。
実例
「サワイ製剤研究、Azure OpenAI RAGで知識継承」では、サワイグループの製剤研究部がAzure OpenAI上に過去の検討報告書など社内データを参照するRAGを構築している。硬度向上などの課題に対し過去品目の事例から手法を多角的に提示し、回答下に参考文献リンクを付けて根拠を確認できるようにしている。情報収集は従来1〜4時間から約15分になり、部員の80%以上が日常利用している。全社向けのGeminiと、この業務特化のAzure OpenAI上RAGを2階建てで運用する形になっている。
「Microsoft Defenderで守るNTTデータ接客AI」では、NTTデータが顧客接点でのコミュニケーションを支援する接客AIエージェントの基盤にAzure OpenAIを採用した。取り扱うデータをモデルの再学習に利用しない点が選定理由の一つで、Microsoft Defender for AI、Defender CSPM、Azure AI Content Safetyなどと組み合わせ、構成管理、脆弱性・異常の検知、不適切な入力のブロックを行い、機密データを扱う安全な提供を実現している。