博報堂のマルチエージェント ブレストAIで商品開発を効率化
元記事公開日: 2024年3月4日
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000825.000008062.html
マルチエージェント ブレストAIは、企画・製造・物流・リテール営業などの専門知識を持つ複数のAIが、自立して商品開発の議論を行う。商品コンセプト段階から実現性を考慮したアイデアを作り、商品開発の手戻りを減らしてプロセス全体を効率化する。博報堂は創出時間をクリエイティビティを発揮する業務へ充て、品質向上につなげる。
背景
生活環境や人々の意識の変化により、顧客ニーズは多様化している。商品企画や開発には、企画、製造、物流、リテール営業など、複数分野の専門知識が必要になっている。商品開発の初期段階から多くの専門人材を集め、打合せや検討を重ねる方法には、人材確保と工数の面で制約がある。
要望・目的
商品コンセプトの段階から実現性を考慮したアイデアを作り、後工程で生じる手戻りを減らすことを狙う。多様な専門知識を商品開発の議論へ反映しながら、商品開発プロセス全体を効率化する。効率化で生まれた時間は、博報堂のクリエイティビティを発揮する業務に充てる。
実装・実施内容
博報堂テクノロジーズが、商品開発プロセスを効率化するマルチエージェント ブレストAIを独自に開発した。博報堂と博報堂テクノロジーズは業務活用を開始している。今後は提案活動と社内検証で繰り返し使い、検証結果から得るノウハウや知見をデータ化して学習させ、独自モデルを構築する方針である。
AIサービス・システム
マルチエージェント ブレストAIは、専門知識や人格を持つAIペルソナを設定し、複数のAIが協調して意思決定と企画生成を行う仕組みである。企画・製造・物流・リテール営業などの知識をAIに与え、市場ニーズ探索、商品企画、商品開発、デリバリーに関する議論をAI同士で実施する。議論の過程と根拠を可視化し、人間との対話やフィードバックを通じて学習・改善する機能を持つ。
結果・効果
商品コンセプト段階から実現性を考慮したアイデアを創出し、商品開発で生じる手戻りを大幅に減らすことで、プロセス全体の効率化を図る。博報堂は効率化で創出した時間をクリエイティビティを発揮する業務に注力する時間とし、品質向上を実現するとしている。検証結果を学習させる独自モデルの構築は今後の方針である。