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HAIP・ZenmuTechの秘密分散転送基盤

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出典: https://it.impress.co.jp/articles/-/29741

AI活用の概要

HAIPとZenmuTechは、患者の症状・カルテ・処方箋などを遠隔地のAIサーバーへ送信する利用を想定し、秘密分散プロキシ技術を適用する。データを分散片に分割・無意味化して複数のTLS通信経路で転送し、受信側で復元することで、通信経路上の一部分散片の漏洩から機密情報を守る。

背景

医療機関の患者データには、症状、カルテ、処方箋などの機密情報が含まれる。病院や診療所に設置したPCから遠隔地のAIサーバーへこうした情報を送信し、分析結果を受け取る利用が想定されている。医療機関間や、病院・診療所・介護施設・薬局を結ぶ地域医療連携ネットワークでも、医療情報を安全に通信・活用する基盤が必要になる。

要望・目的

ネットワーク経由で転送する患者データなどの機密情報を安全に扱うことを目的とする。通信経路上で転送データの一部が漏洩しても、機密データを保護できる状態を目指す。サーバーや送信側PCのアプリケーションが、秘密分散プロキシ技術の存在を意識せずにデータを送受信できることも仕組みの条件となる。

実装・実施内容

HAIPとZenmuTechは2026年9月1日にセキュリティ事業を開始した。送信側PCにはクライアントソフトウェアを導入し、サーバーの手前にはプロキシサーバーを配置する。両者の通信に秘密分散を適用し、2つ以上のTLS暗号化通信経路で転送する構成である。HAIPは今後、医療機関、企業、研究機関と連携するワーキンググループを組成し、適用領域とユースケースの検討・実証を進める予定である。

AIサービス・システム

遠隔地のAIサーバーが、送信された患者の症状、カルテ、処方箋などのデータを分析し、分析結果を返す利用を想定している。転送経路には、両者が共同開発した秘密分散プロキシ技術を使う。送信するデータを複数の分散片へ分割・無意味化し、それぞれを複数のTLS通信経路で送信した後、受信側で復元する。

結果・効果

秘密分散プロキシ技術を使うセキュリティ事業が開始された。一部の分散片が通信経路上で漏洩しても、機密情報を守れる仕組みとしている。地域医療連携ネットワークや複数施設間の安全な医療情報通信への活用を計画し、自治体、企業、研究機関など医療機関と連携する分野への展開も検討している。