パーソル総合研究所の生成AI活用と全体効率化の課題
元記事公開日: 2026年3月3日
出典: https://www.itmedia.co.jp/aiplus/article/2603/03/1260303143/
パーソル総合研究所の調査では、生成AIを業務で使う人は、AIを活用したタスクの時間を平均16.7%削減していた。一方、学習・教育の負担や活用できる業務の少なさがあり、全業務時間を短縮できた人はおよそ4人に1人だった。
背景
パーソル総合研究所の調査では、全国の就業者の32.4%が生成AIを業務で利用していた。週4日以上使うヘビーユーザーは11.7%で、週平均の残業時間は8.34時間だった。生成AIを使わない人の残業時間は4.99時間で、利用頻度が高い層ほど長い傾向が業種・職種を問わず見られた。
要望・目的
個別タスクの効率化を組織全体の成果につなげるため、削減時間の再分配に関するルール、AIを試す人と広げる人の役割分担、相談窓口やナレッジ蓄積の場の整備が提言された。削減時間の最低2割を業務改善に充てる例も示された。
実装・実施内容
非正規雇用者を含む全国の就業者1万9855人に事前調査を行い、性別・年齢の構成比で割り当てた正規雇用者3000人をWeb調査した。対象は生成AI利用者1500人と非利用者1500人で、利用者は2025年10月24日から26日、非利用者は同月27日から28日に調査した。
結果・効果
生成AIを活用したタスクでは、利用者は平均16.7%の業務時間を削減できていた。しかし全業務時間を短縮できた人はおよそ4人に1人だった。時間を削減できた人の61.2%は浮いた時間にも仕事を行い、日常業務が75.4%、業務改良・再設計が40.9%、新たなアイデアの試行が36.3%だった。