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Sansan Bill OneのAI自動起票で仕訳候補を提示

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出典: https://it.impress.co.jp/articles/-/29704

AI活用の概要

Bill OneのAI自動起票は、取引先ごとに形式が異なる請求書明細を構造化データにし、担当者レベルのつながりと類似伝票を判断材料として仕訳候補を提示する。経理担当者が行ってきた仕訳作業の一部を自動化し、仕訳データはCSVで出力して会計システムに取り込める。

背景

Bill Oneは、請求書をオンラインで受領・発行できるクラウドサービスである。受領した請求書はAI-OCRとオペレーターによる文字入力を併用してデータ化し、その情報を基にBill One上で仕訳データを作成する。仕訳データはCSV形式でダウンロードでき、会計システムへ取り込める。仕訳では請求書内の全取引明細が記録対象となる。

要望・目的

仕訳業務では、担当者が類似する過去の伝票や社内規定を参考に、取引を借方と貸方に分類して勘定科目を記録している。Sansanは、この作業に処理時間がかかり、判断ミスも起こりやすい点を課題として挙げた。Bill One上での仕訳データ作成をAIで支援し、経理担当者が手作業で行う仕訳作業の一部を自動化するため、AI自動起票を追加した。

実装・実施内容

Sansanは2026年8月20日、Bill OneにAI自動起票を追加した。まず請求書明細に特化したデータ化エンジンで、取引先ごとに形式が異なる請求書の明細情報を構造化データとして生成する。続いて、取引企業間における部門・担当者レベルのつながりと、過去に作成した類似伝票データを判断材料として仕訳を判定する。

AIサービス・システム

AI自動起票は、受領した請求書の明細ごとに、勘定科目、金額、税区分などの仕訳項目を自動で判定し、仕訳候補を提示する機能である。請求書に記載されていない担当者レベルのつながりと、類似伝票データを仕訳判断に用いる。2027年以降には、担当者の仕訳結果や明細ごとの勘定科目設定の過程を記録・学習し、仕訳判定モデルの精度を継続的に高める機械学習機能を利用可能にする予定である。

結果・効果

AI自動起票により、経理担当者が手作業で実施してきた仕訳作業の一部を自動化する。提示された仕訳候補を基にBill One上で作成した仕訳データは、CSVファイルとしてダウンロードし、会計システムに取り込める。仕訳判定モデルを継続的に高める機械学習機能は、2027年以降の機能強化として予定されている。