日立Agentic AI基盤でSI全工程の生産性を向上
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出典: https://it.impress.co.jp/articles/-/29623
日立製作所は、Agentic AI Integration PlatformでフロンティアAI、SI資産、企業コンテキストを結び、構想策定から運用までの工程にAIエージェントを配置する。社内では要件定義で最大240倍、設計〜テストで約200倍の生産性向上を確認し、2027年度には全工程で30%向上を目指す。
背景
日立製作所は、深刻化する熟練エンジニアの減少への対応を課題に置く。顧客側では大規模なレガシーシステムのモダナイゼーション需要があり、主な対象として金融・公共、エネルギー、鉄道などの社会インフラ分野を想定する。日立グループはSI事業で培ったIT・OTの資産とナレッジを保有している。
要望・目的
顧客のAIトランスフォーメーションを加速するため、レガシーシステムのモダナイゼーション需要にAI駆動開発を全面適用する方針を示す。構想策定から要件定義、設計、コーディング、テスト、運用までの工程で開発生産性を高める。2027年度には、SI工程全体で生産性を30%向上させる目標を置く。
実装・実施内容
AI駆動開発用のSI基盤として、Agentic AI Integration Platformを構築した。工程ごとにAIエージェントを配置し、構想策定、開発、運用のサイクルを回す。FDEチームが基盤を活用し、顧客の構想策定・開発・運用の現場で伴走する。OT領域向けには、制御システム独自の仕様を前提としたコード生成基盤を構築し、社内試行を始めている。
AIサービス・システム
Agentic AI Integration Platformは、Anthropic、Google Cloud、OpenAIなどのフロンティアAI、日立のIT・OTに関するSI資産・ナレッジ、GlobalLogicのAI技術を融合する。プロジェクト要件に応じてフロンティアAIを選択できる。Hitachi GenAI System Development FrameworkやVelocityAIを含み、セキュリティ、コスト、信頼性を管理統制する。企業コンテキストをAI可読ナレッジとして自動蓄積・更新する仕組みを持つ。
結果・効果
VelocityAIとの連携環境では、AI単体利用との比較でトークン利用料を最大54%削減した。従来の生成AI活用では、MS&ADシステムズとの保険基幹システムのコーディング・単体テスト工程で約25%、静岡銀行におけるオープン勘定系システムのコーディング・単体テスト工程で約30%の生産性向上を実証している。新基盤の社内実績として、要件定義工程で最大240倍、設計〜テスト工程で約200倍の生産性向上を確認した。