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NoetraのFRONTia基盤モデル開発と毎年度公開

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出典: https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2607/17/news059.html

AI活用の概要

FRONTiaは、製造業などの現場データを活用し、見る・聞く・触れるなどを統合して実世界を理解する推論基盤モデルと、仮想世界で試行錯誤する生成基盤モデルを開発する取り組みである。Noetraと産総研が開発と先端研究を担い、モデルは毎年度公開する方針で、2040年のAIロボット1000万台導入を支える基盤に位置付けられている。

背景

政府はフィジカルAIのエコシステムを4つの開発プロセスに分けている。現場データをAIで利用する手法開発と各現場でのデータ収集・モデル開発はGENIAC、多様な現場で活用できるロボット基盤モデルの開発はAIRoAが担う。FRONTiaは、これらと連携するマルチモーダル基盤モデルの開発を担う。製造業などの現場データは、日本の強みとして基盤モデル開発の鍵に位置付けられている。

要望・目的

読む、見る、聞く、触れるという人の五感を1つのモデルで扱い、実世界を理解して現場で動く実世界推論に対応することを目指す。生成基盤モデルでは複雑な実世界を再現し、仮想世界で試行錯誤できる世界モデルを構築する。事故、例外、劣化など、現実では集めにくいデータを生成する機能も対象に含む。

実装・実施内容

NoetraがAI開発企業やユーザー企業から開発人材とニーズを集め、フィジカルAI開発を支えるAI基盤モデルを開発する。産総研は国内外の研究機関と共同で必要な先端技術を研究し、成果を開発サイクルへ随時組み込む。経済産業省とNEDOのガバニングボード、ステージゲート審査委員会の下で、国内外の有識者が四半期ごとに進捗を確認し、技術動向と市場ニーズに応じて方向性を見直す。

AIサービス・システム

FRONTiaは、1兆パラメーター級を目指す推論基盤モデルと、世界モデルを中核とする生成基盤モデルから成る国産マルチモーダル基盤モデルである。推論基盤モデルは複数の感覚情報を統合して実世界を理解する。生成基盤モデルは仮想世界で多数の試行錯誤を行い、現実で取得しにくいデータを作り出す。開発用のAI計算基盤にはNVIDIA Vera Rubinを採用する予定である。

結果・効果

「AIロボット・フィジカルAIを見据えたマルチモーダル基盤モデル開発事業」は2026~2030年度の5カ年プロジェクトとして始動した。FRONTiaのモデルは毎年度公開する方針である。NVIDIA Vera CPUとNVIDIA Rubin GPUを用いる計算基盤は2027年4月に構築を開始し、2028年6月の稼働を予定する。2040年に製造、物流、建設、介護、災害対応など18分野でAIロボット1000万台を国内導入する目標の基盤に位置付けられている。